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36: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/12/03(月) 13:32:57

決起当日、市ヶ谷へ向かう5人を乗せた白いコロナが
第二京浜から中原街道を行き、首都高速に入ったあたりで、
助手席の三島が言った。

「これがヤクザ映画なら、ここで義理と人情の
『唐獅子牡丹』といった音楽がかかるのだが、
おれたちは意外に明るいなあ」そしてそれを歌いだし、四人が和した。



古賀は「われわれに辛い気持ちを起こさせないためだ」と感じた。

(古賀被告の検察官調書より)
157: 三島由紀夫 2008/02/11(月) 20:56:52

自衛隊にとって健軍の本義とは、なんだ。

日本を守ること。
日本を守るとはなんだ。
日本を守るとは、天皇を中心とする歴史と文化の伝統を守ることだ。

おまえら聞け。聞け!
静かにせい。静かにせい!
静粛に聞け!

男一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ!

いいか!
いいか!

それがだ、いま、日本人がだ、
ここでもって立ち上がらなければ、自衛隊が立ち上がらなければ、
憲法改正というものがないんだよ。

諸君は永久にだね、ただ、アメリカの軍隊になってしまうんだぞ!

158: 三島由紀夫 2008/02/11(月) 20:58:18

諸君は武士だろう。
武士ならば、自分を否定する憲法を、どうして守るんだ。

どうして自分の否定する憲法をだね、
自らを否定する憲法というものにペコペコするんだ。
これがある限り、諸君というものは、永久に救われんのだぞ。

諸君は永久にだね、今の憲法は政治的謀略で、
諸君が合憲だかのごとく装っているが、自衛隊は違憲なんだ。

自衛隊は違憲なんだ。
貴様たちは違憲なんだ。

憲法というものは、ついに自衛隊というものは、
憲法を守る軍隊になったのだということに、どうして気がつかんのだ。

どうして、そこのところに気がつかんのだ。

俺は、諸君がそれを完全に断つ日を、待ちに待っていたんだ。
諸君が、そのなかでもただ小さい根性ばっかりに固まって、
片足突っ込んで、本当に日本のために立ち上がる時はないんだ。

憲法のために、日本の骨なしにした憲法に従ってきた、
ということを知らないんだ。



37: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/12/03(月) 13:34:33

市ヶ谷総監室のバルコニーの演説から帰ってきた
三島由紀夫の最後の呟きの言葉
「二十分間くらい話したんだな。あれでは聞こえなかったな。」
それから、益田総監に向かって
「恨みはありません。自衛隊を天皇にお返しするためです。」

(二人の切腹のところは省きます)

益田総監の言葉
「きみたち、おまいりしなさい。」
そして総監は小賀に手を解かれた後に
「私にも冥福を祈らせてくれ。」
と言い、首の前に正座し瞑目合掌した。

知らず識らずに総監の目に涙が溢れてきた。

そして、黙って泣く三人にも
「もっと思い切り泣け。」
と総監は言った。

(現場にいた益田総監、古賀の公判廷での証言から)

38: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/12/03(月) 13:50:33

そして、後の三島裁判での益田総監の証言から

「被告たちに憎いという気持ちは当時からなかった。
…中略…
国を思い、自衛隊を思い、あれほどのことをやった
純粋な国を思う心は、個人としては買ってあげたい。

憎いという気持ちがないのは、
純粋な気持ちを持っておられたからと思う。」

39: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/12/03(月) 13:51:19

三島由紀夫の死後に、幹部が自衛隊員に極秘で行ったアンケートでは、
大部分の隊員は三島の考えに共鳴したという事実がある。
事件の翌日には、総監室前に菊の花束が隊員たちにより手向けられた。

94: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/12/16(日) 01:13:21

>>36->>39
三島由紀夫に同調して辞職した自衛隊の高級官僚もいるぞ

40: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/12/03(月) 14:41:01

へ~

102: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/12/19(水) 22:40:11

天才は普通の人とは違う思考回路してるね。
でもよく考えてみたらそっちのほうが普通なのかも。

引用元:三島由紀夫の噂