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528: 本当にあった怖い名無し 2008/10/06(月) 07:07:40

東京大空襲にあった、祖父(当時、二十歳くらい)の話。
空襲が始まって祖父は、ひいばあちゃん(当時四十歳くらい)と一緒に防空壕に入った。
普段ならやれやれと思うところだが、なんか落ち着かなかったという。
「なんかここではダメな気がする。隅田川まで逃げよう」
と提案したが、壕にいた近所の人たちは誰も聞かなかった。
祖父は嫌がるひいばあちゃんをおんぶして、防空壕を出た。
直後、落ちてきた爆弾(焼夷弾?)が防空壕を直撃。
壕に残っていた近所の人たちは、遺体の欠片さえなかったらしい。
530: 本当にあった怖い名無し 2008/10/06(月) 23:36:39

>>528じっちゃんGJ

531: 本当にあった怖い名無し 2008/10/06(月) 07:07:40

おじいさん凄すぎる…

531: 本当にあった怖い名無し 2008/10/06(月) 07:07:40

>>528
漫画家・岡田あーみんの婆ちゃんは、その真逆だったって。
霊媒師で予言という予言が大ハズレ…向こうに逃げろ!に従い、
大分亡くなった方が少なくなかったそうな。

534: >>528です 2008/10/06(月) 07:07:40

まさに祖父のおかげで今日があります。
祖父は他にも仕事中(石炭から航空燃料をとる研究所にいたらしい)
にも空襲にあったことが。
防空壕まで走る途中で爆撃が始まり、
あと壕の入り口まで数メートルってとこで、
走るのをやめてその場に伏せたらしい。

まさにその瞬間、爆風が。
ザアッとシャツの背中部分が持っていかれて、
ヤスリでけずったみたいな擦り傷ができたそうだ。
無理して壕まで走ってたら、死んでいただろうって言ってた。

546: 本当にあった怖い名無し 2008/10/06(月) 07:07:40

大戦も末期に近づき、アッツ島の玉砕を受けた日本軍は、
アリューシャン列島からの撤退を決意した。
しかし、制空権も制海権も米軍に奪われた今となっては、
撤退そのものが至難の技だと思われた。

しかし、撤退は予想外のスムーズさで完了したのだ、
ちょうど、撤退のための兵員輸送船と護衛の艦艇が
アリューシャン列島に到着する頃
アリューシャン列島近辺の海域に濃霧が立ちこめ艦隊を守ったのだ、
しかも艦隊と撤退する部隊が駐屯する島は、まるで霧の中の泡のような
不思議な晴れ間に包まれて、なんの混乱もなく
無事にそして全部隊の乗船が完了すると
まるで、その艦隊を隠すかのようにまた霧が立ちこめて来たという

547: 本当にあった怖い名無し 2008/10/06(月) 07:07:40

そして、船が出航し日本へと進路を取ったとき、霧の中から漕ぎ寄せる
一艘の船が目撃された、その船には沢山の将兵が乗っており
何かを叫びながら手を振っている、まさか乗り遅れた兵が居たのかと
船上は騒然となったが、その将兵達はまるで見送りに来たかのように、
笑顔で手を振りながらだんだんと霧の中に消えていったと言う

そんなことがありながらも、全将兵の撤退は無事に完了した

548: 本当にあった怖い名無し 2008/10/06(月) 07:07:40

その後、日本軍が撤退したとは知らない米軍が
もぬけの殻のはずの基地を偵察したとき、基地側から
偵察機に対しての攻撃があり、そのことから米軍は
アッツ島と同じ状況を想定して部隊を編成
同島に対して攻撃を加えたところ基地側からの反攻もあり
日本軍の玉砕を警戒ながら大規模な上陸作戦を敢行した
が、いざ上陸してみると当然のように、猫の子一匹いなかった

これは、アッツ島の英霊が
代わりに戦っていたのではないかと言われている

死守セヨ、

これは死んだ後も魂魄と成ってその場に踏みとどまり
敵と戦えと言う命令である。
アッツ島の英霊達は、まさに死守したのである

549: 本当にあった怖い名無し 2008/10/06(月) 23:36:39

英霊にひたすら頭の下がる思いです。

引用元:太平洋戦争中の不思議な・怖い話3