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828: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/24 23:24 ID:W8TO5Jpr

沖縄の親戚のおじさんの話です。

おじさんは第二次大戦中子供で、逃げこんだ壕の中で
陸軍の兵隊さん達と出会い、とても親切にしてもらったそうです。
激戦のなか、兵隊さんたちは死を覚悟して
みんな自決するということになったときに
「軍曹、子供は国の宝です。
それにまさか敵兵も女子供までは撃たないでしょう。」
といいだした兵隊さんがいて、
おじさんたち民間人は先に逃がしてもらったそうです。

戦後しばらくたってから、おじさんは夢をみました。
あの優しかった兵隊さんたちが咽喉が渇いた、
乾いたといって苦しんでいる夢でした。
おじさんは近所のユタ(拝み屋さん)に相談して、言われた通りに
その逃げ込んだ先の壕の跡に行き、
日本酒とおまんじゅうとお水をお供えしておがんできました。
すると今度の夢ではあの兵隊さんたちが
ニコニコしながら敬礼してくれたそうです。

もう何十年も前の出来事ですが、それから毎年終戦記念日には
おじさんは必ずその壕のあったところに行き、冥福を祈っています。
873: ひまご 1 04/07/25 12:03 ID:0O9gcgiL

>>828

うちのお婆ちゃんの話と似てる・・・
(ちょっと長いので面倒な人は読み飛ばしてね。)

874: ひまご 2 04/07/25 12:03 ID:0O9gcgiL

うちのお婆ちゃんは第二次大戦の沖縄戦の最中、
お母さん(自分からすると曾祖母)のおなかの中にいたらしい。
身重の体を抱えて子供(お婆ちゃんの兄)を連れて逃げまわり、
どうやらひとつの壕(ガマ)に逃げ込んだ。
そこには住民何人かと沢山の日本兵がいた。

日本兵は残り少ない食料を民間人にもわけてくれた。
「丈夫な子供を生んでください」といって、わざわざ自分の配給の分から
ひいばあちゃんに乾パンをわけてくれる日本兵もいた。

そのうちに爆音が近くなってきて、いよいよ危ないというときに
避難民の女学生が「私達は帝國婦女子です。
今のうちに殺してください」と言い出した。
するとひいばあちゃんに乾パンをくれた人
(若い将校さんだったそうだ)がいきなり
「今からこのガマは本部隊の作戦本部とする!
お前ら民間人は全員出て行け!!」と怒鳴りだして、
みんな追い出されてしまった。

何日かぶりに見るまぶしい太陽に目を細めながら
さあこれからどうしよう、とみんなでとぼとぼ歩いていると
後ろでいきなりドッカーンという爆発音がした。
ついさっきまでいたガマが崩れて、煙がもくもくあがっている。

そのときやっと、民間人だけ逃がしてくれて、
覚悟の自決をとげたのだとわかったそうだ。
(それまではみんないきなり追い出されて、
 めちゃくちゃ大ショックだったらしい。)

875: ひまご 3 04/07/25 12:07 ID:0O9gcgiL

みんなでワーワー泣きながら歩いていると、米軍に捕まってしまった。
ひいばあちゃんがガタガタ震えながら子供を抱きしめていると
一人の米兵が子供を見てお菓子を差し出してきた。
ひいばあちゃんは『毒が入っている!』と思って
いっそう強く子供を抱きしめた。
その米兵は自分で少し食べて見せてから、またこっちに差し出してきた。
(どうやら安心しろといいたかったらしい。)
ひいばあちゃんはそのときに
『あーアメリカーも鬼ではないサー』と思ったそうだ。

みんなで収容所?みたいなところに連れて行かれたそうだが
そのときに子供が大事そうに小さな包みを持っているのに気がついて
ひいばあちゃんがそれは何だと聞いたら、
さっきガマを出るときに軍人さんからもらったと答えた。
ひいばあちゃんは日本兵から渡されたものを持っているのを
見つかったら殺されるかも、とも思ったので隠して持っておくことにした。

家に帰ってからひいばあちゃんがそれを開けてみると
中から人の爪と懐中時計と、
助けてくれた将校さんが奥さんと子供と写っている写真が出てきた。
写真の裏に住所があったので、
ひいばあちゃんが是非遺品をお渡ししたいと
手紙を出してみたら返事が返ってきて、
それからとても上品な奥様と利発そうな息子さんが
ひいばあちゃんのところまで訪ねてこられた。
(当時はパスポートが必要だったのでものすごく大変だったと思う。)

将校さんの最後を話し、
ひいばあちゃんと奥様は泣きながら抱き合った。
話をしていくうちに将校さんは
戦前にヨーロッパに留学経験がある、ものすごい
家の出の方ということがわかった。
(これは自分の推測に過ぎないけれども、
当時の人にしては欧米に明るかった将校さん
だからこそ、米軍のいるなかで民間人だけで
行動するように仕向けたのではないか?)

876: ひまご 4 04/07/25 12:10 ID:0O9gcgiL

さて、ここからがやっとオカルトなのだが
ご遺族を港まで見送りに行き岸辺から離れていく船を見ていたら、
子供が変なことを言ったらしい。

「ぼくは見たんだけれども、軍人さんも一緒に船に乗っていったよ。」
「こちらを振り返りしながら、船に乗っていったよ、わらっていたね。」

それを聞いたひいばあちゃんは、
ただただ、遠くなっていく船に向かって手を合わせたという。
・・・・という話を毎年、田舎に帰るたびに
お婆ちゃんからきかされて育ちました。

そんなお婆ちゃんの願いは
『一度でいいから靖国神社にお礼をいいに行きたい』ということ。
(足を悪くしているので、遠出ができないのです。)
ものすごい長文でスマソ。
しかし全部書かないことには、
後半のオカルト部分が生きてこないので、つい・・・。

877: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/25 12:32 ID:x22ymUMg

ついつい涙を誘われるいい話でした。
ありがとう

885: フジヤマ ◆ixmq8tRkbU 04/07/25 14:59 ID:QFe2oUG6

>>874

呼び捨てにしてしまって申し訳ないです。
いいお話を聞かせていただきました。

でも、左翼には前半部分を都合よく使われて
『鬼畜日本兵は民間人だけ壕から追い出した!』
というんでしょうね・・・・・。

その将校と部下の方々に黙祷。
(奥様に迎えに来てもらえてよかったですね 将校殿)
そして
おばあさまが靖国に詣でれますように!

891: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/25 16:16 ID:JK0QXHzx

>>874

いいお話、ありがとう!