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288: 名無し三等兵 04/01/03 20:00 ID:bVNgyqui

軍艦は幽霊話多いね
いじめを苦にして自殺した
水兵の幽霊話なんかはいろんな艦であるし

戦艦筑波は謎の爆沈の前日、凄まじい形相をした
女の幽霊が目撃されている
294: 名無し三等兵 04/01/03 22:56 ID:???

近寄った中野は、
兵曹長の数メートル先に立っている一人の兵士を見つけた。
飛行服をつけ、飛行帽をつけた搭乗員である。
腕の階級章は兵長であった。彼は零戦の前にじっと立っていたが、
石川や中野の気配に気づくとゆっくりこちらを向いた。

「おい、お前は明日の直掩機に乗るのか?」
石川がそう尋ねると、兵長は
「いえ、私は爆装で攻撃にゆきます」
と答えた。細い声であった。

「おい、元気を出せ。明日はもう爆装の零戦はない。
直掩用の零戦が八機残っているだけじゃ、しっかりせんかい」
兵曹長は、搭乗員の兵長が何か勘違いをしていると考え、
肩でも叩いて激励してやろうと一歩前進した。

すると兵長はすーっと後退し、
「いえ、私は今日の爆撃に行って来たのです」
と答えた。

「なに? 今日の爆撃?」
「今日出撃した機は一機も本艦には帰って来ていない筈だぞ」
兵曹長と中野は口々に言った。

すると兵長は微笑した。少年らしい笑顔であったが、
頬のあたりが蒼ざめていた。兵士は低い声で呟くように言った。
「私は今日爆撃に行きましたが、爆弾を落とす前に撃墜されてしまいました。
 それでもう一度出撃させて貰おうと思い、本艦に戻ってきたのです」

(空母瑞鶴の生涯/豊田穣)

295: 名無し三等兵 04/01/03 22:58 ID:???

・゚・(ノД`)・゚・。

296: 名無し三等兵 04/01/03 23:01 ID:???

軍事な怪談は泣けすぎ( ´Д⊂ヽ

297: 名無し三等兵 04/01/03 23:09 ID:???

レイテ沖の瑞鶴は怪談っぽいのが割と多いよな。

「そこに存在するはずのない魚雷」で舵吹っ飛ばされたり。

299: 名無し三等兵 04/01/03 23:16 ID:???

>>297

ソレは見張りがオッチョコチョイなだけじゃないのかね?

300: 名無し三等兵 04/01/03 23:28 ID:???

>>299
ソナー員は探知していて、
艦橋に報せたんだが通じなかったらしい。
潜水艦も付近にはいなかったし、
流れ弾ということも考えられない状況だったとか。

301: 名無し三等兵 04/01/03 23:30 ID:???

じゃあ工作員が吹っ飛ばしたとか。

陸奥みたいに。

302: 名無し三等兵 04/01/03 23:34 ID:???

陸奥の装甲はいま対核建築材として
非常に注目されてるって知ってるか。

姉妹揃って核とは切っても切れない縁ってわけだな。

303: 名無し三等兵 04/01/03 23:36 ID:???

>>302
ソレを知ってるとなにか役に立ちまして?

304: 名無し三等兵 04/01/03 23:38 ID:???

>>302
しかも「いま」じゃなくて相当古い話だぞ。それは