「シンガポールで塗料を売りたい」。
老舗塗料メーカーである日本ペイントに、
1人の華僑が教えを請いに来たのは60年前のことだ。その男の息子が、
5人の取締役候補を引き連れ日本ペイントホールディングスの
経営の主導権を握ろうと迫っている。現経営陣のなすすべのない
株主総会は、28日に開かれる。
「話せばわかる」と楽観
3月1日。日本ペイント社長の田堂哲志と、
シンガポールの塗料大手ウットラム代表のゴー・ハップ
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO
28466090S8A320C1000000?n_cid=TPRN0001
日本ペイントHD、株主提案の取締役が過半数に
株主代表「乗っ取りではない」
日本ペイントホールディングス(HD)は1日、
筆頭株主のシンガポール塗料大手企業、ウットラムによる
株主提案に同意し、3月末の株主総会にはかる取締役候補を発表した。
ウットラムが推す6人全員を受け入れ、取締役10人の過半数を占めることになる。
ウットラムのトップで日本ペイントHDで取締役を務める
ゴー・ハップジン氏は同日の記者会見で「乗っ取りではない」と述べ、
現経営陣との協議による円満解決を強調した。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO27568100R00C18A3TJ2000