「よろしくお伝えください」――。
屋久島を16日に訪問した天皇、皇后両陛下と懇談した
鹿児島県の口永良部島の漁師、畠喜人さん(60)に、県を通じて皇后さまから
「お言葉」が届けられていたことが22日、わかった。
畠さんが自ら取ったイセエビを両陛下に見せようと準備していたことを、
朝日新聞の報道などで知ったとみられ、三反園訓知事に直接電話があったという。
県などによると、三反園知事に電話が入り、県熊毛支庁を通じて、
20日に畠さんに「お言葉」が伝えられたという。
2015年5月の爆発的噴火で同島の住民は屋久島に避難。
畠さんは両島民が交流する卓球大会を企画し、
参加者に自身が取ったイセエビを振る舞った。
今月12日に第3回大会があり、約130匹のイセエビを配ったという。
畠さんは両陛下との懇談に際し、「両陛下に感謝の気持ちを伝えたい」と
イセエビを準備していたが、披露する機会がなかった。
畠さんは皇后さまからのお言葉について、「どんな小さなことでも一つ一つ、
大切にされる優しい方だと思いました」と話した。
今後、町に協力を求めるなどして、
何らかの形で両陛下にイセエビを見せたいとしている。
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