国が決めた大東亜戦争の基本方針では、
インパール作戦は最優先の作戦であった。
開戦前に政府と陸海軍が取り決めた
「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」では、
まずアジアで英軍を屈服させることとなっている。
アジアで英軍を撃滅してビルマ、インドの独立を誘発し、
その事によって政治的に 米国の戦意を殺ぎ、
対米和平へと持ち込む事を目標としていた。
(太平洋の対米艦隊への攻撃は適時とし、補助的な扱いとなっている)
インパール作戦は、国が決めた大東亜戦争の
本来の目的の最重要作戦であったのだ。
牟田口の個人的な発案などというものではない。
2: 名無し三等兵 投稿日:2010/10/08(金) 22:36:41 ID:7Q4B0nPq
しかし海軍はこの国の基本方針を無視して独断でハワイを攻撃し
(東条首相は海軍がハワイを攻撃することを知らされていなかった)、
ミッドウエーやソロモン方面で大規模作戦を展開した。
海軍は戦果を改竄して大勝利の嘘の報告ばかりを大宣伝したため、
世論も対米太平洋決戦に歓喜し、陸軍も太平洋での
海軍の作戦に協力するよう引きずり込まれた。
このためアジアでのインパール作戦は、実施が大幅に遅れ、
戦力も大幅に削がれてしまった。
ビルマの航空兵力は、大部分がソロモン方面に移動させられ
消耗することになった。
インパール作戦の敗北は、
作戦時期の遅れと航空兵力の不足が原因なのは明らか。
これは海軍の責任と言えよう。
引用元
http://www.logsoku.com/r/army/1286544947/続きを読む