1942年の合衆国軍の準公式出版物である
「将校便覧」には、参謀長、憲兵司令官、
消防隊長など、各職務の役割の概要が、半ページずつ充てられている。
が、広報官の活動内容には6ページも割かれている。
そんな宣伝活動を重視した米軍であるが、
第二次大戦中、戦時労働者の士気の低下を防ぐ為、
好成績を上げたチームには、E旗(Excellence Flag)が与えられた。
これは海軍工廠から一般の工場まで広く実施されたが、
缶詰工場の労働者から、自分たちの役割が軽んぜられている
と言う声が出ると、今度は彼等向けに、A旗(Award Flag)が作られた。
そんなこんなで、各職の労働者の声を聞いていたら、
最終的に231の旗が授与されることになったという。
そりゃ、6ページも割かれる訳で。