b823

396: 名無し三等兵

空母『赤城』は予算の都合上、
全通飛行甲板に改装する大工事の最中でも、
対空兵装に関しては一切手を付けられなかった。

そのため、最後まで主要兵装は対空射撃に困難を来すほど
低い位置に装備された12センチ高角砲のままであり、
防空力の欠如(と、通信力の無さ)から旗艦には
不適当という声が高かった・・・というのはもちろん有名な話。

その、低い位置の高角砲よりさらに下、
荒天時には水を被ってしまうような位置に、
『赤城』は20センチ砲を装備していたが、
驚くべき事に、実はこの砲には対空砲撃のためのマニュアルが存在した。
もちろん『加賀』にも・・・
続きを読む