岸信介、A級戦犯「不起訴」の謎を解き明かす
運命を決めたGHQへの「証言」
拘束3年余の後、釈放された岸
炎天下にJR池袋駅前の雑踏を抜け、東へ向かった。
目印は、東方の空にそびえる超高層のサンシャイン60である。
戦争中、この辺りは空襲が激しかった。そのため戦後しばらくは、
曲がりくねった小道の両側のあちこちに大きな穴があいていたそうだ。
防空壕の跡があって、みすぼらしい小屋がいくつも並んでいたという。
そんな光景を想像しながら歩くつもりだったが、暑さで立ちくらみした。
途中何度も立ち止まり、20分ほどでやっとサンシャイン60に着き、
そのわきの東池袋中央公園に入った。
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